WordPressは文章や画像をブロックという塊で管理するブロックエディタを採用しています。
慣れると記事作成や校正がスムーズに行えます。
まずは「ブロックについて」を読んで、操作や記事作成・編集の基本を把握してみてください。
その後は非公開状態で実際に投稿画面で練習してみましょう。
目次から知りたい操作の見出しをクリックしてください。
編集画面の概要
編集画面の概要です。
どこに何があるのかを確認してください。
(画像をクリックすると少し大きくなります)
必ずタイトルを入れる
新しい投稿をするときは、必ずタイトルを付けてください。
このページの一番上の「練習用投稿ページタイトル(タイトルは必ず入力)」の部分です。
新規投稿のときは「タイトルを追加」と表示されています。
下書き保存/公開/保存
新規投稿では、タイトルを入れないと下書き保存も公開もできません(ボタン等が薄いグレーになっていて押せません)。
タイトルを入れると下書き保存や公開ボタンが押せるようになります。
記事作成中や、他の人に原稿をチェックしてもらう必要があるときなどは「下書き保存」にしておきましょう。
下書き保存状態のときは「下書き保存」の文字が表示されます。
「公開」ボタンを押すと記事がホームページに表示され、一般の人が見れるようになります。
書きかけの記事でも一般公開されてしまいますので、記事作成中は「下書き保存」を利用しましょう。
公開以降は下書き保存の文字が消え、「保存」ボタンに変わります。
非公開状態のときも保存ボタンが表示されます。
記事作成・編集作業が終わったあとは必ず保存してください。
プレビュー
下書き保存、または保存した記事をプレビュー(ホームページ上で表示される状態の確認)できます。
編集画面右上にある「プレビュー」ボタンを押すと、ブラウザの新しいタブで編集中のページが表示されます。
公開/非公開
編集画面右側の「段落設定タブ」で記事の公開/非公開を変更できます。
非公開にしてもログインしているユーザーには表示されます。
「下書き保存」と「非公開」はどちらも記事を一般の人が見られない状態にします。
「記事作成中は下書き保存」「ログインしているユーザーだけに見せるページは非公開」などの使い分けが可能です。
【参考】————————————————————
公開/非公開の設定は、記事一覧画面からも変更できます。
① 記事一覧画面で、変更したい記事タイトルの上にマウスを乗せます。
② タイトルの下に「編集」「クイック編集」「ゴミ箱へ移動」「表示」が出るので、「クイック編集」を押します。
③ クイック編集画面になりますので、タイトルの下の方にある「非公開」にチェックを入れます。
クイック編集では、タイトルやスラッグの変更、カテゴリーの変更、ステータスの変更(下書き保存、レビュー待ち、公開済み)などの変更ができます。
予約投稿
公開の右に表示されている日時をクリックすると、公開日時を指定できる枠が表示されます。
ここで記事の公開予定日を設定しておくと、設定日時に非公開から公開状態になります。
前の状態に戻す(元に戻す)
文字の装飾をやり直したり、間違って文字や画像を消去してしまったりしたとき、前の作業状態に戻すことができます。
操作はブロックエディタに限ったものではなく、Windows PC や Word などと共通の手順です。
Ctrl + z
キーボードの「Ctrl(コントロール)」キーを押しながら「z」キーを押す。
MAC の場合は「⌘ + z」です。
元に戻すボタン
編集画面のツールバーにある「元に戻す」ボタンを押す
各方法ともキーボードやボタンを押すごとに1つ前の作業状態に戻っていきます。
戻しすぎてしまったときは、ツールバーのやり直すボタンを押してください。
ブロックについて
WordPressは文章も画像もその他のパーツも、「ブロック」に分けられています。
必要に応じたブロックを追加して、記事を組み立てていく感覚です。
「段落」ブロックがすべての文章の基本の構成ブロックです(段落ブロック設定タブに記載されています)。
編集画面左上の[+]ボタンをクリックすると、編集画面左に「使用できるブロック」が表示されます。
「見出しブロック」「段落ブロック」「画像ブロック」「テーブル(表)ブロック」などがあります。
ユーチューブ動画を埋め込むブロックもあります。
※ WordPress標準ブロックの他、お使いのテーマによってオリジナルのブロックが表示されます。
リストビュー
トップツールバーの「ずれた三本横線」ボタンをクリックすると編集画面左に「リストビュー」が表示され、ページ内で使用しているブロック一覧が見れます。
ブロック単位の設定変更
ブロックに応じた設定を変更できます。
主に選択したブロック全体に適応される設定です。
段落ブロック場合
設定を変更したいブロックを選択すると、編集画面右側のブロックタブに選択したブロックに応じた設定が表示されます。
段落ブロックの場合は、下のような設定になります。
段落全体の文字の色、段落全体の背景の色、段落全体の文字の大きさが変更できます。
上記画像はWordPressのデフォルトテーマの設定のもので、お使いのテーマにより設定内容は変わります。
テーマごとにいろいろな段落スタイル(デザイン)があるので、みなさんのブロック設定を確認してみてください。
画像ブロックの場合
画像ブロックの設定はさらに2つの設定タブに分かれています。
右のタブ設定では、写真を角丸にしたり、フィルターをかけたり、枠線や影を付けたりできます。
ブロック内の文字などの設定の変更(ツールバー)
ブロック内の文字などを変更する場合は、ツールバーを使用します。
ブロックを選択すると、編集画面上部のツールバーが択したブロックに応じて変化します。
※ ご使用の環境によってはツールバーがブロックのすぐ上に表示されます。
段落ブロックの場合
「位置」ボタンは、テキストの「左寄せ」「中央寄せ」「右寄せ」を設定できます。
「太字」ボタンは、選択した文字を太字にできます。太字にしたい文字をマウスで選択して、ボタンをクリックします。
「イタリック」ボタンは、選択した文字を斜体にできます。
「リンク」ボタンは、選択した文字にリンクを設定できます。
それぞれの使い方は「文字の装飾」「リンクを設定する」チャプターで説明しています。
画像ブロックの場合
「配置」ボタンは、画像の「左寄せ」「中央寄せ」「右寄せ」を設定できます。
「画像」ボタンは、選択した画像にリンクを設定できます。
「切り抜き」ボタンは、画像の上下左右の不要な部分を隠すことができます。
「置換」ボタンは、選択した画像を別の画像と入れ替えることができます。
それぞれの使い方は「画像を挿入する」チャプターで説明しています。
ブロックの追加(段落ブロックを追加)
編集画面の本文部分をクリック、またはEnter キーのみで改行すれば、自動的に段落ブロックになります。
文章だけの記事であればブロックを選択しなくても作成できます。
ブロックの追加(空白ブロックに追加)
① Enter キーを押して作成される空白ブロック(ブロックを選択するには「/」を入力 と表示されているブロック)を選択(クリック)すると右の方に表示される黒い[+]をクリックします。
② ブロック選択窓が表示されるので使用したいブロックを選択します。
ブロックの追加(ブロックの前やブロック間に追加)
① 編集画面の空白部分、ブロックの上下、ブロックとブロックの間、にマウスを乗せると表示される[+]をクリックします。
見出しの下に段落を追加したり、段落と段落の間に画像を入れたりする場合に必要になります。
② 挿入したいブロックを選択します。
いろいろなブロックを追加する
ブロックを追加するときに表示されるのは基本のブロックのみです。
他のブロックを使いたいときは「すべて表示」を押します。
(ツールバー左の[+]ボタンを押しても他のブロックが表示されます)
編集画面左にブロックリストが表示されます。
画面内に表示されないリストは下にスクロールすると確認できます。
使用したいブロックボタンをクリックすると本文に追加されます。
ブロック種類の変更
見出しの種類を変更するときなどに使用します。
① 変更したいブロックをクリックします。
② ツールバー(画面上にあります)の「ブロック種類ボタン」をクリックします。
③ 変更したいブロックを選択します。
ブロック順番の入れ替え
ブロックの順番を入れ替えることができます。
前後を入れ替えることで文章全体が読みやすくなったり、画像を位置を入れ替えることでより効果的に見せることができたりする場合があるので、記事公開前には必ず読み返しましょう。
リストビューを使用して入れ替え
リストビューを表示させて、リスト内のブロックをマウスのドラッグ&ドロップで上下に移動させます。
リストビューについてはこちらを参照してください。
ブロックのツールバーを使用して入れ替え
ブロックのツールバーにある「上下矢印」ボタンでブロックを上下に移動できます。
ブロックの複製
ブロックを複製できます。
見出しブロックを複製すれば文字を変えるだけで使いまわしができます。
リストビューから目的のブロックを複製します(リストビューについてはこちらを参照してください)。
① リストビューの削除したいブロック右側にある「オプション(縦3点)」ボタンをクリック
② オプションリストの「複製」をクリック
③ 複製元のブロックの「下」に複製されるので、目的の位置に移動してください。
ブロックの削除
ブロックを削除する方法は2つあります。
ブロックを直接削除する
ブロックを選択して、キーボードの削除ボタン(deleteボタン)を押します。
画像ブロックやテーブルブロックなど、広い面積のブロックはこの方法が便利です。
リストビューで削除する
削除するためにブロックを直接選択しても枠が表示されるわけではないので、目的のブロックが選択されているのか分かりにくいことがあります。
① リストビューの削除したいブロック右側にある「オプション(縦3点)」ボタンをクリック
② オプションリストの「削除」をクリック
見出しについて
この上にある、段落の文字より大きく太字になっている部分が文章の見出しになります(実際の表示は変わる場合があります)。
長文になる場合は、適度に見だしを付けて、文章をいくつかのブロックに分けて階層構造にすると読みやすくなります。
編集画面のリストビュータブの右にある「アウトライン」を押すと、見出しと段落で構成された文章構造を確認できます。
通常の記事の場合、タイトルが最上位の「見出し1(H1)」、この段落の上に見出しが「見出し2(H2)」、この段落の下の見出しが「見出し3(H3)」、以下「見出し4(H4)」「見出し5(H5)」と続きます。
見出しブロックの追加(空白ブロックに追加)
① Enter キーを押して作成される空白ブロック(ブロックを選択するには「/」を入力 と表示されているブロック)を選択(クリック)すると右の方に表示される黒い[+]をクリックします。
② ブロック選択窓が表示されるので見出しブロックを選択します。
見出し2 (H2)が追加されます。
見出しブロックの追加(ブロックの前やブロック間に追加)
① 編集画面の空白部分、ブロックの上下、ブロックとブロックの間、にマウスを乗せると表示される[+]をクリックします。
見出しの下に段落を追加したり、段落と段落の間に画像を入れたりする場合に必要になります。
② 挿入したい見出しブロックを選択します。
見出し2(H2) が追加されます。
段落を見出しブロックに変更
見出しにする文言をテキストとして書いたあとに、段落ブロックに変更することができます。
まずはベタのテキストで記事を書いていき、ある程度まとまった文章になってから見出しブロックにしたり、テキストを装飾(太字やアンダーラインを引く)したり画像を挿入したりすると。効率的に記事を作成できます(個人の感想です)。
① 見出しブロックに変更したいテキスト(段落)を選択し、ツールバーの「段落」ボタンをクリックします。
② 下に候補ブロックが表示されるので、見出しを選択。
② 「見出し2(H2)」になるので、他の見出し順位にする場合は下記の「見出し順位の変更」の手順で変更します。
見出し順位の変更
見出しブロックを挿入すると「見出し2(H2)」になります。
見出し順位を「見出し3(H3)」「見出し4(H4)」に変更したい場合は、見出しツールバーの「H2」ボタン(選択している見出し順位によって変わります)をクリックして変更します。
段落と改行について
WordPressは、ワープロ(Wordなど)と同じ操作感覚で文章を入力できます(ワープロは古いか…)。
改行は、別の段落に移る改行と、段落内の改行の2種類あります。
別の段落に移る改行
Enter キーだけで改行します。
次の行がここにきます。
上の段落との間に広めの隙間ができます。この間に新たなブロックを追加できます。
段落内の改行
Shift キーを押しながら改行します。
次の行がここにきます。
行間の隙間が少ないのが分かるかと思います。この間にブロックは追加できません。
Enter キーのみで改行して文字を入力しないと、上のように「ブロックを選択するには「/」を入力」と表示されます。
文字の装飾
特定の文字を太字にしたり、段落のデザインを変えたり、リンクを貼ったりすることができます。
適度な装飾やデザイン変更をすることで文章が理解しやすくなりますが、過度な装飾はかえって読みづらくなることがあるので、公開前に客観的に記事を読んでみて確認することをおすすめします。
段落ブロックツールバーでの変更
ツールバーでは文字を部分的に直接装飾することができます。
「位置」ボタンは、テキストの「左寄せ」「中央寄せ」「右寄せ」を設定できます。
「太字」ボタンは、選択した文字を太字にできます。太字にしたい文字をマウスで選択して、ボタンをクリックします。
「イタリック」ボタンは、選択した文字を斜体にできます。
「リンク」ボタンは、選択した文字にリンクを設定できます。
例えば文字を太字・赤字にしたいときは以下の流れになります(WordPress標準テーマの場合)。
① 変更したい文字を選択
② 段落ブロックツールバーの「B(太字)」ボタンを押し太字に、
「下矢印」ボタンを押して表示される「ハイライト」で色を変更
③ 「公開(保存)」ボタンを押して表示を確認
お使いのテーマによってブロックツールバーの内容が変わるので、ご自分の編集画面で確認してみましょう。
例えば有名無料テーマの Cocoon は以下のような段落ブロックツールバーになっています。
文字にアンダーマーカーをつけるボタンなどがあります。また、ハイライトの色の種類も多いです。
段落ブロック設定タブでの変更
段落の背景色を変えたり、デザインされた枠に変更することができます(WordPress標準では枠デザインは変更できません)。
背景色を変更すると段落全体の色が変わるので、文字の色や太さとのバランスを考慮しないと読みづらくなります。
お使いのテーマによってブロック設定の内容が変わるので、ご自分の編集画面で確認してみましょう。
例えば有名無料テーマの Cocoon は以下のような段落ブロック設定になっています。
アイコン付きボックスなどは使い勝手が良いです。
装飾の解除
文字装飾やリンクを解除したいときや種類を変更したいときは、もう一度同じ装飾ボタンをクリックします。
装飾されているボタンは黒くなっていたり、枠が強調されているので見つけやすいです。
お使いのテーマによって「クリア」「スタイルをクリア」などと表示されます。
リンクを設定する
リンクを貼る
特定の文字や画像にリンク(他のサイトのURL、参考サイトのURLなど)を貼ることができます。
① リンクを貼りたい文字を選択
② 段落ブロックツールバーの「リンク」ボタンをクリック(画像ブロックも同じボタンです)
③ 表示される枠にURLを入力して「Enter キー」を押す(右の曲がった矢印を押しても同じです)
④ 「公開(保存)」ボタンを押して表示・リンクを確認(下線が惹かれたり、文字の色が変わったりします)
リンクを編集・解除する
リンクを別のURLに変更したり、解除したりできます。
① 編集画面でリンクを設定した文字をクリックすると、下に現在のリンクと3つのボタンが表示されます。
② 左の「鉛筆」ボタンをクリックするとリンクを編集(再設定)できます。
③ 真ん中の「斜線が貼ったリンク」ボタンをクリックするとリンクが解除されます。
画像を挿入する
記事内に画像を挿入することができます。
画像ブロックの追加(空白ブロックに追加)
① Enter キーを押して作成される空白ブロック(ブロックを選択するには「/」を入力 と表示されているブロック)を選択すると右の方に表示される黒い[+]をクリックします。
② ブロック選択窓が表示されるので画像ブロックを選択します。
③ 画像の挿入方法を選択する枠が表示される
④ この枠に挿入したい画像を直接ドラッグ&ドロップする
⑤ 画像が挿入された
画像ブロックの追加(ブロックの前やブロック間に追加)
① 編集画面の空白部分、ブロックの上下、ブロックとブロックの間、にマウスを乗せると表示される[+]をクリックします。
見出しの下に画像を追加したり、段落と段落の間に画像を入れたりする場合に必要になります。
② 上記②と同じ手順で画像を挿入します
画像の解像度の変更
画像のサイズが大きいとページが表示されるまでに時間がかかり、通信量も増えます。
スマホで撮影した写真をそのまま使用するときは、画像ブロック設定タブの「解像度」を「大」または「中」に変更して最適なサイズに近づけることをおすすめします。
実際の表示を確認して解像度が低い(画質が荒い)ように感じたら、「大」や「フルサイズ」に変更して高い解像度で表示するようにします。
画像の大きさの変更
① 画像をクリックします。
青い枠と、右端と下端に白い丸が表示されます。
② 画像の右端と下端のどちらかをマウスでドラッグ&ドロップして大きさを変更できます。
画像の位置の変更
上記のように幅いっぱいの画像を小さくすると左端に配置されます。
ページの設定幅より小さい画像は、初期設定で左に寄って表示されるからです。
画像の配置を変更して、中央寄せや右寄せにすることができます。
① 画像ブロックツールバーの「配置」ボタンを押します。
② 配置設定が表示されるので、お好みの配置を選択。
例えば中央寄せを選択すると画像が中央に配置されます。
画像の回転
① 画像ブロックツールバーの「切り抜き」ボタンを押します。
ツールバーのボタンが変わります。
② 「回転」ボタンを押すごとに画像が右に90°ずつ回転します。
例えば回転ボタンを1回押すと、画像が右に90°回転します。
③ 「適用」ボタンを押して決定します。
画像のトリミング
画像を少し拡大して表示範囲を変更し、周囲の不要な部分を見えなくすることができます。
① 画像ブロックツールバーの「切り抜き」ボタンを押します。
ツールバーのボタンが変わります。
② 「虫眼鏡(ズーム)」ボタンを押します。
③ ズームスライダーを左右に動かして表示範囲大きさを変更します。
下図の例では 200(2倍)にしました。
④ 「適用」ボタンを押して決定します。
切り抜いた画像は、新たな画像としてメディアライブラリに登録されます。
画像の置換(入れ替え)
すでに挿入した画像を置換することができます。
よりよい写真が見付かった、より分かりやすい図を作り直した、などの場合に必要になります。
① 入れ替えたい画像を選択
② 画像ブロックツールバーの「置換」をクリック
③ 表示される「メディアライブラリを開く」をクリック
④ メディアライブラリ内に入れ替えたい画像があればその画像を選択して、右下の「選択」をクリック
新規に画像をアップロードする場合は、メディアライブラリ内に画像を直接ドラッグ&ドロップしてください。
⑤ 画像が入れ替わった
カテゴリーを設定(必ず設定してください)
作成する記事ごとに「カテゴリー」を設定して、記事を分類・管理することができます。
例えば、サービスAについての記事は「サービスA」というカテゴリー、施工記録についての記事は「施工記録」カテゴリー、日常ブロクは「ブログ」カテゴリーに分類するイメージです。
カテゴリーを設定しておくと、WordPressの機能を使って同じカテゴリーの記事をまとめて表示させたり、個別の記事内に「関連記事」として同じカテゴリーの記事を表示させたりできます。そうするとホームページ内のページ移動が増え滞在時間も増えるので、検索結果の上位になる可能性が高くなります。
多くの記事を作成してホームページの内容が充実していくと、お客様にとって有益なホームページになり、検索結果の上位に表示される可能性が高くなりますよ。
カテゴリーを作成するには
① ダッシュボード > ショートカットパネル の「カテゴリー追加・編集」ボタンを押してカテゴリー編集ページに移動します。
※ クライアント納品用のダッシュボードショートカットパネルで説明しています。
WordPress管理画面の左側に縦に並んでいるメニューバーの「投稿 > カテゴリー」から移動します。
② 新規追加したいカテゴリーの「名前」と「スラッグ」を入力します。
「名前」はページ内に表示されるので簡潔な日本語で作成することをおすすめします。
「スラッグ」は URL に埋め込まれるので【半角英数字、ハイフン】を使用することをおすすめします(半角スペースは使用不可)。
(例)カテゴリーの名前 → 旅行
スラッグ → travel
カテゴリーの名前 → お客様の声
スラッグ → customer-voice
③ 「新規カテゴリーを追加」ボタンを押して確定する。
右側に作成したカテゴリーが追加されます。
※ 段落ブロックのカテゴリーに表示されている「新規カテゴリーを追加」を使用するとスラッグが日本語になるのでおすすめしません(後で修正する手間が発生します)。
階層化したカテゴリーを作成する
カテゴリーを階層化することができます。
階層化する場合は、どういう分類にするかを最初によく考えておきましょう。
国内旅行の例では都道府県別という分類にもできますし、ラーメン食レポの例では地域ごとの分類も考えられます。
(例)親カテゴリー → 国内旅行
子カテゴリー → 北海道
子カテゴリー → 東北
子カテゴリー → 北陸
親カテゴリー → ラーメン食レポ
子カテゴリー → 塩ラーメン
子カテゴリー → 味噌ラーメン
子カテゴリー → 醤油ラーメン
① カテゴリー作成画面の「親カテゴリー」で親カテゴリーを設定する
記事にカテゴリーを設定するには
① 記事編集画面右にある投稿タブの「カテゴリー」から、記事が属するカテゴリーを選んでチェックを入れます。
※ 投稿タブ内にカテゴリーが表示されるまで時間がかかることがあります。
② 記事を保存。
カテゴリーの変更の注意点
カテゴリーは1記事につき1つ
記事の情報の専門性がぼやけてしまう可能性があるので、カテゴリーを重複して設定しないようにします。
特定のカテゴリーに絞った内容の記事を作成したほうが内容の質が上がり、訪問者にとっても検索エンジン対策にとってもメリットとなります。
「カテゴリーはAに属するけれどもカテゴリーBにも一部共通する内容」という場合は、共通する単語をタグとして設定します。
タグは、記事の分類・検索で役たつ検索キーワードのようなイメージです。
WordPress管理画面の左側に縦に並んでいるメニューバーの「投稿 > タグ」で移動して設定できます。
この記事の場合、内容が「WordPress のブロックエディターについての操作解説」なので、カテゴリーは「ホームページ制作」、タグは「ワードプレス」「How to」を設定しています。タグは複数設定できます。
カテゴリースラッグは変更しない
カテゴリースラッグを変更すると、記事のURLが変わってしまう場合があります。リンクを付けてSNSで記事を紹介したときなどにその記事が表示されなくなります。
カテゴリー名の変更は、表示が変わるだけなので問題ありません。
アイキャッチ画像の設定(おすすめします)
記事ごとにアイキャッチ画像を設定することができます。
アイキャッチ画像とは、人目を引き付けるための表紙のような役割があります。
ホームページ内で記事を一覧表示させたり関連記事を表示させたりするときに、サムネイル画像としてアイキャッチ画像が使用されます。
また、SNS等で記事を紹介する場合、多くのSNSアプリではタイトルとアイキャッチ画像と本文抜粋などが表示されます。アイキャッチ画像がないとタイトルと抜粋文だけになってしまうので目立たず、記事をスルーされてしまう可能性が高くなります。
テーマによって、あらかじめ設定した共通の画像や記事の一番最初の画像がアイキャッチ画像として表示されるので、お使いのテーマを確認してみてください。
① 記事編集画面の投稿設定タブにある「アイキャッチ画像を設定」を押します。
② メディアライブラリが開くので、使用したい画像を選択して、「選択」ボタンで決定します。
新たな画像を使用するときは、メディアライブラリに画像を直接ドラッグ&ドロップしてください。
記事URLの変更(おすすめします)
記事のURLは初期設定では「記事のタイトル」になります(WordPressの基本設定によります)。
この記事の場合はこうです。
https://office7fuku.com/WordPress ブロックエディタ簡易マニュアル(2024年10月版)/
ブラウザに表示されているURLで記事タイトルが分かるのがメリットです。
デメリットはSNSで拡散するときなどにURLをコピーすると、日本語が特殊な文字列に変換されてしまうことです。
上記のURLは次のようになります。
https://office7fuku.com/wordpress-%e3%83%96%e3%83%ad%e3%83%83%e3%82%af%e3%82%a8%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%bf%e7%b0%a1%e6%98%93%e3%83%9e%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%82%a2%e3%83%ab%ef%bc%882024%e5%b9%b410%e6%9c%88%e7%89%88%ef%bc%89/
怪しげなサイトに誘導されてしまいそうなURLになります。
そのため、URLをコピー&ペーストすることを考慮して「半角英数字」を使ったURLに変更することをおすすめします。全角の英数字を使うと日本語使用と同じになるので注意してください。
キーワードになる単語を英語やローマ字にして、適度にハイフンでつなげる程度でよいです。
https://office7fuku.com/wordpress-blockeditor-easymanual-2410/
記事URL(リンク)を変更するには
① 記事編集画面右にある投稿タブの「リンク」のタイトルが表示されている部分をクリック。
編集枠が表示されるのでURLを変更します。
② 新しいURL入力が完了したら、保存ボタンを押して確定します。
主なブロックの紹介
主なブロックを紹介します。
お使いのテーマによって使用できるブロックが異なります。ここではWordPress標準搭載のブロックを扱います。
テーブルブロック
テーブルブロックで記事に表を追加することができます。
① ブロックリストから「テーブル」ブロックを選択します。
② 本文にテーブル挿入ブロックが表示されるので、カラム数(縦列)と行数(横行)を設定して「表を作成」ボタンを押します。
③ 指定した行列数のテーブルが挿入されるので、枠内に文字を入力します。
④ 本文内のテーブルブロックを選択するとツールバーとブロック設定タブの内容がテーブルブロックのものに変わります。
カラムの配置を変更する
カラム(セル)内の文字の配置を変更することができます。
テーブルツールバーの「カラムの配置を変更」ボタンを押します。
お好みの配置を選択してください。
さきほどのテーブルのカラムを中央配置にしました。
なお、果物名はテーブルツールバーの「太字」ボタンで太字に、テーブルの背景はテーブル設定タブで背景色を白に変更しています。
カラムを追加/削除する
カラムの数を増減できます。
テーブルツールバーの「カラムの配置を変更」ボタンを押します。
表を編集の「上下」「左右」は、テーブル内で選択しているカラムが基準になります。
背景を白くした先程のテーブルの、ぶどう列を削除し、金額の行の下に1行追加しました。
リストブロック
箇条書きのリストを作ることができます。
① ブロックリストから「リスト」ブロックを選択します。
② 改行しがらリスト項目を追加します。
③ 本文内のリストブロックを選択するとツールバーとブロック設定タブの内容がリストブロックのものに変わります。
リストに番号を振る
標準のリストは頭に黒い点が付きますが、番号付きリストに変更することができます。
① リストツールバーの「親ブロックを選択:リスト」ボタンを押します。
② 右側に「順序付きリスト」ボタンが表示されるので押します。
③ 番号付きリストに変わります。
リストに字下げする
リストを字下げ(インデント)することができます。
① インデントしたいリスト項目を選択し、リストツールバーの「インデント」ボタンを押します。
② 選択したリスト項目がインデントされます。
ギャラリーブロック
画像ブロックは1枚づつしか挿入できませんが、ギャラリーブロックを使うと一つのブロックに複数の画像を並べて表示することができます。
① ブロックリストから「ギャラリー」ブロックを選択します。
② 本文にギャラリー挿入ブロックが表示されるので、メディアライブラリボタンを押して、メディアライブラリに並べて表示したい写真や画像などを直接ドラッグ&ドロップします。
メディアライブラリから選択することもできます。
③ 選んだ写真や画像が本文にギャラリーブロックとして挿入されます。
④ 画像と画像の間をクリックするとギャラリーブロックを選択することができます。下の画像の赤枠にあたる部分です。
ツールバーとブロック設定がギャラリーブロックのものに変わります。
※ 画像を選択するとその画像ブロックを選択することになり、ギャラリーを変更できないので注意してください。
ギャラリーツールバーです。
ギャラリー設定タブです。
画像の追加(ブロックに直接)
① ギャラリーブロックの、追加したい画像の位置(画像と画像の間)の上にマウスを乗せると表示される[+]ボタンを押します。
② 追加する方法が表示されるので適宜選択して画像を追加します。
③ 画像が追加されました。
画像の追加(ツールバーから追加)
① ギャラリーツールバーの「追加」ボタンを押します。
② 画像を追加します。
画像のカラム数の変更
ギャラリー内の画像を横に何枚並べるかを変更できます。
ギャラリー設定タブの「カラム」の数字を変更します。
4枚の画像を使用したギャラリーで、4カラムするとこのようになります。
4枚の画像を使用したギャラリーで、3カラムするとこのようになります。
4枚の画像を使用したギャラリーで、2カラムするとこのようになります。
画像のレイアウトはお使いのテーマやデザインによって変わります。
この他にも「吹き出しブロック(テーマによります)」「YouTubeブロック」などがありますので試してみてください。
文字だけでも記事は成立します。
内容を読みやすく、分かりやすくするためにはどんなブロックやデザインが適しているか、を考えながら記事を作成しましょう。
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