地方版図柄入りナンバープレートの概要と申請手続きについて

アイキャッチ_地方版図柄入りナンバープレートの概要と申請手続き

地方版図柄入りナンバープレートについての基礎知識と、具体的な導入方法・手続についてご紹介します。
(前半はナンバープレートについての解説なので必要ない方はこちらに進んでください)

目次

ナンバープレートについての基礎知識

ナンバープレートはとても機能的

自動車のナンバープレート(自動車登録番号標(普通自動車などの登録自動車に付ける)および車両番号標(軽自動車などに付ける))の主な機能は以下のとおり。

  1. 自動車がきちんと登録され、保安基準に適合していることを示す
  2. 対象車の識別、区別
  3. 犯罪捜査などへの利用

ナンバープレートが機能的で無駄のないデザインをしているのは。上記のような機能が求められているからです。

しかし機能性を追求して遊び心がないのは面白くないですよね。

強いて個性を見出すとしたら、登録された運輸局を示す「数字の語呂合わせ」と「登録地名」くらい。
例えば前の車が「59-63」や「49-89」だと脳内で勝手に日本語に変換されてしまいます。
普段見慣れない県名を見つけても気になります。どれだけの距離を走ってここまで来たのだろうかと想像してみたり。

関係法令等:
道路運送車両法第11条、道路運送車両法第19条など

参考(pdfファイルです):
ナンバープレートの現状について(国土交通省 自動車局 自動車情報課)

遊び心を追加

それならばと追加された機能が2つ。

希望ナンバー制度(2005年):「数字」で個人のアイデンティを表現

ご当地ナンバー制度(2006年):「登録地名」を利用して地域に対する愛着の醸成を図る

これで無味乾燥で受動的なナンバープレートに、ちょっとしたこだわりや個性を付け加えて個性などを表現することができるようになりました。

ご当地ナンバーがさらに進化

ご当地ナンバーは導入する要件が厳しく、「会津」「金沢」「つくば」など限られた19地域に限られていました。

そこで国土交通省が打ち出した多角的活用推進のための次の一手が「地方版図柄入りナンバープレート」です。
地域の風景や観光資源を図柄としているので、言わば「走る広告塔(by 国土交通省)」として地域の魅力を全国に発信できるようになりました。

地方版図柄入りナンバープレートは地方色豊か

ご当地ナンバーの進化版である「地方版図柄入りナンバープレート」。
2018年10月1日から受付が開始されました。
昨年登場した「オリンピックバージョン」よりデザインに面白みがありますよね。

東京オリンピックバンバー
東京オリンピックナンバープレート

参考:東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレート(国土交通省資料より)

地方版図柄入りナンバープレート第一期目の図柄は全部で41種類
今までのご当地ナンバーにはなかった地域が登場しています。

地方版図柄入りナンバープレート一覧
地方版図柄入りナンバープレート一覧

参考:地方版図柄入りナンバープレートデザイン一覧(国土交通省資料より

車のナンバープレートという感じがしないですね。
慣れるまでは見るたびに違和感がありそう(^^;)

私の地元福井は恐竜の骨(フクイラプトル)が大胆に配置されています。

福井版図柄入りナンバープレート
福井版図柄入りナンバープレート

勝山市にある福井県立恐竜博物館は恐竜化石の展示に関しては国内最大級で、資料の数も展示内容も充実しています。
平成29(2017)年の観光客入込数(延べ人数)はおよそ102万人と、東尋坊に次ぐ県内有数の観光スポットになっています。(参考:「福井県観光客入込数(推計) 」平成29年 福井県観光営業部観光振興課)

福井の観光PRだからといって東尋坊や永平寺、越前ガニの図柄にしなかった点は大いに評価できます。少々地味ですからね・・・。
インパクトあるデザインのほうが目立ちますし、県外はもちろん外国人旅行者に対してもアピールできます。

地方版図柄入りナンバープレート交付申請方法

ここからは「現在のナンバープレートを地方版図柄入りナンバープレートに交換する」手続についてみていきます。
名義変更や登録ナンバーの変更なしに、今すぐナンバープレートだけを図柄入りのものに新しくしたいという人向けです。
(ナンバープレートを交換するタイミングの多くは車の購入時(名義変更する場合)だと思います。その場合はディーラーさんなどに頼むことになるでしょう)

申請先や申請手続の流れは、私の住んでいる福井県を例にします。
福井県以外での手続もほぼ変わらないはずですが、必ずあなた住む地域を管轄する陸運事務所で手続の詳細を確認してください。

1.Webで申し込む

このページを見ているということはWeb申請に抵抗がない方だと思うので、手軽なWeb申請の方法をご紹介します。
(Web申請が難しい場合は、★★★当事務所★★★のほか、お近くのディーラー、整備工場にご相談ください)

車体番号、ナンバープレートの情報が必要になるので、車検証を用意しておきましょう。

(1)図柄ナンバー申込サービスのページへ行き、左側メニューの「申込」をクリック。

申込みをクリック
申込みをクリック

(2)「交換」の「申込」を選択(同時に希望番号を申し込む場合は「希望番号」の「申込」)

「交換」の「申込」

(3)申込み前の確認事項に同意し、「チェック」を入れて「次へ

図柄ナンバー申込み画面
申込み前の確認

(4)申込みから交付までの流れを確認して「申込みフォームへ

図柄ナンバー交換申請の流れ
図柄ナンバー交換申請の流れ

(5)まず「連絡先情報」を入力し「次へ」をクリックすると、入力したメールアドレス宛に「連絡先確認メール」が届きます。
(届かない場合はメールアドレスが間違っていないか、迷惑メールボックスに入っていないかなどを確認してください)

(6)届いた「連絡先確認メール」に記載されている「お客様専用申し込みページ」へのURL(連絡先登録から24時間に限り有効)をクリックし、「自動車種類」「自動車情報」を入力していきます。

(7)カラーの地方版図柄入りナンバープレートを希望する場合は、次の「寄附確認」欄で1,000円以上の寄附をしてください。
寄附をしない場合は白黒のナンバープレートになります。

寄附に関する承諾事項はこちら。

寄附に関する承諾事項
寄附に関する承諾事項

寄附の15%が公益財団日本デザインナンバー財団の運営費に充てられるという部分はあまり承諾したくないのですが、チェックを入れないと先に進めません(ちなみに財団の手続の対応はとても早いです)。

(8)「申込情報」「最終確認」「申込受付」と進み、「申込完了」画面で終了です。
工程は多いですが入力操作は簡単だと思います。

(9)申込みが完了すると、予約センター図柄ナンバー申込サービスから「申込みを受け付けました」メールが届きます。

(10)申込内容と登録情報の照合確認が完了すると、再び「申込みを受け付けました」メールが届きます。
このメールに記載されている支払方法に従い、支払期限(3日間くらい)までに手数料と寄付金を支払います。
支払いは指定の銀行口座または現金書留です。

(11)支払いが完了すると、「入金を確認しました」メールが届きます。
ナンバープレートは一点物であり入金が確認されてから製作されるので、完成までに時間がかかります。
私の場合、10月9日に入金が完了し、10月22日からの1ヶ月間が交付可能期間になりました。
期待しながら待ちましょう。

2.ナンバープレートを交換する

(12)交付可能期間になったら、図柄ナンバー申込サービスのページの「申込状況照会」から「交換申請書」をダウンロードし印刷。

図柄ナンバー交換申請書サンプル
図柄ナンバー交換申請書サンプル

(13)印刷した交付申請書を自動車登録地を管轄する地方運輸局に持参し申込みの承認を受けます(予約センターではなく、登録などを申請する窓口1番です)。

(14)承認を受けた交付申請書を予約センター窓口へ持参すると、現在付いているナンバープレートを外して持ってきてくださいと言われます。

(15)ドライバーなどで封印を壊し、固定しているネジを外してナンバープレートを取り外します。

封印を破る
封印を破る

【注意点】

固定されているネジは車種によって異なります。
私のフィットの場合は裏面はプラスのネジでしたが、表面はボルトでした。
ほかに「六角穴付きボルト」や「星型(ヘックスローブ)」などで固定されていることもあります。
ナンバープレートセンターで基本的な工具を借りることもできますが、必ず事前に固定部品を確認し、作業できる工具を準備しておきましょう。

(16)取り外した旧いナンバープレートと引き換えに新しいナンバープレートを受け取ります。 一緒に新しいネジと封印金具も交付されます。

(17)新しいナンバープレートを取り付け、封印はキャップを外した状態にしておきます。

(18)封印キャップの取り付けを係の方にしてもらいます(このとき車台番号を確認されます)。

(19)作業終了です。

地方版図柄入りナンバープレート(福井版)
地方版図柄入りナンバープレート(福井版)

かなり目立ちますね(^_^;)。

3.ナンバープレートの封印

上記の流れの最後に出てきた「封印」。
ナンバープレートを取り付けた後は、ペットボトルのキャップのような部品で封印しなければなりません(軽自動車以外の後面ナンバープレートを交換する場合)。
(封印についてはこちらのページで紹介しています)

封印は封印取付受託者のみ行うことができます。

運輸支局に自動車を持ち込んで交換、封印する場合
  1. 封印を破り、旧ナンバープレートを取り外す
  2. 窓口で旧ナンバープレートと新ナンバープレートを交換、新しい封印をもらう
  3. 封印の台座ごと新ナンバープレートを取り付ける(封印キャップはまだはめてはいけない)
  4. 係員に車体番号とナンバープレートをチェックしてもらい、封印キャップをはめてもらう

という流れになります。

行政書士等が行う交換、出張封印の場合
  1. 行政書士等が窓口で新ナンバープレートを受領
  2. 依頼者の自動車保管場所(自宅車庫、会社駐車場など)でナンバープレートを交換し、封印する
  3. 行政書士等が窓口で旧ナンバープレートを返納

という流れになります。

出張封印を利用すると、自動車を移動させることなくナンバープレートの交換、封印が可能です。
ぜひご活用ください。

4.交付手数料

福井県の場合、7,400円です(白黒)。
カラーを希望する場合は、1,000以上の寄附をする必要があります。

その他の地域いについてはこちら(交付手数料一覧(国土交通省)2018年10月9日現在)を参照してください。

地方版図柄入りナンバープレート交換手続代行について

地方版図柄入りナンバープレートの申込みや交換は、お近くのディーラーや整備工場のほか、特定の行政書士に頼むことができます。
ナンバープレート交換を伴う手続きの代表的なパターンを例示します。
(注:福井ナンバーにする場合に限ります)

交換(番号変更なし)

地方版図柄入りナンバープレートへの交換です。

必要書類等

(1)車検証
(2)自動車登録番号標交換申請書(所有者の認印が必要)
(3)所有者の委任状(認印)

料金

・手数料(図柄入りナンバープレート料金)
・報酬

流れ
  1. 依頼者から申込みに必要な情報、車検証を受け取る
  2. 図柄ナンバー申込み
  3. 確定している手数料、報酬等の振込(依頼者)
  4. 窓口で新ナンバープレート受け取り
  5. 依頼者の自動車保管場所でナンバープレート交換、封印
  6. 旧ナンバープレートを窓口に返納

依頼者が行うのは料金の振込のみとなります。

交換 + 希望番号取得

地方版図柄入りナンバープレートへの交換と同時に希望番号を取得し番号を変更するパターンです。

必要書類等

(1)車検証
(2)希望番号予約済証(自動車登録番号標交換申請書を兼ねる)
(3)委任状(所有者の認印)
(4)手数料納付書
(5)自動車税・自動車取得税申告書
(6)申請書(第3号様式)

車検証、委任状以外はこちらでご用意いたします。

料金

・手数料(図柄入りナンバープレート料金、希望ナンバー料金)
・自動車税・自動車取得税(金額判明後に支払い)
・報酬

流れ
  1. 依頼者から申込みに必要な情報、車検証を受け取る
  2. 図柄ナンバー(希望ナンバー)申込み
  3. 確定している手数料、報酬等の振込(依頼者)
  4. 窓口で新ナンバープレート受け取り
  5. 依頼者の自動車保管場所でナンバープレート交換、封印
  6. 自動車税・自動車取得税の支払い(依頼者)
  7. 旧ナンバープレートを窓口に返納

依頼者が行うのは料金の支払いのみとなります。

交換 + 名義変更(移転登録)

自動車登録の名義変更(移転登録)と同時に地方版図柄入りナンバープレートに交換するパターンです。

必要書類等

(1)車検証
(2)譲渡証明書(旧所有者の実印)
(3)旧所有者の印鑑証明書(発行日から3ヶ月以内)
(4)新所有者の印鑑証明書(発行日から3ヶ月以内)
(5)旧所有者の委任状(旧所有者の実印)
(6)新所有者の委任状(新所有者の実印)
(7)新所有者の車庫証明書(発行から1ヶ月以内)
(使用の本拠地が変更しない場合は不要)
(8)自動車登録番号標交換申請書(旧所有者の認印)
(9)手数料納付書
(10)自動車税・自動車取得税申告書
(11)申請書(第1号様式)

車検証、委任状以外はこちらでご用意いたします。

料金

・手数料(図柄入りナンバープレート料金、希望ナンバー料金)
・自動車税・自動車取得税(金額判明後に支払い)
・報酬

流れ
  1. 旧所有者、新所有者から申込みに必要な情報、書類を受け取る
  2. 印鑑証明書の取得(新旧所有者)
  3. 車庫証明書の取得
  4. 図柄ナンバー(希望ナンバー)申込み
  5. 確定している手数料、報酬等の振込(依頼者)
  6. 窓口で移転登録手続き、新車検証交付
  7. 窓口で新ナンバープレート受け取り
  8. 依頼者の自動車保管場所でナンバープレート交換、封印、車検証お渡し
  9. 自動車税・自動車取得税の支払い(依頼者)
  10. 旧ナンバープレートを窓口に返納

交換 + 名義変更(変更登録)

自動車登録の住所変更(変更登録)と同時に地方版図柄入りナンバープレートに交換するパターンです。

必要書類等 A(同一名義の所有者と使用者)

(1)車検証
(2)車庫証明書(発行日から3ヶ月以内)
(3)住民票(発行日から3ヶ月以内)
(車検証記載の住所から現住所までのつながりが分かるように)
(4)委任状(所有者の認印)

車庫証明はこちらで取得いたします。

必要書類等 B-1(異なる名義の所有者と使用者で、使用者の住所が変更)

(1)車検証
(2)使用者の車庫証明書(発行日から3ヶ月以内)
(3)使用者の住民票(発行日から3ヶ月以内)
(車検証記載の住所から現住所までのつながりが分かるように)
(4)使用者の委任状(使用者の認印)
(5)所有者の委任状(所有者の認印)

車庫証明はこちらで取得いたします。

必要書類等 B-2(異なる名義の所有者と使用者で、所有者の住所が変更)

(1)車検証
(2)所有者の住民票(発行日から3ヶ月以内)
(車検証記載の住所から現住所までのつながりが分かるように)
(4)所有者の委任状(所有者の認印)
(5)使用者の委任状(使用者の認印)

車庫証明はこちらで取得いたします。

料金

・手数料(図柄入りナンバープレート料金、希望ナンバー料金、車庫証明)
・自動車税・自動車取得税(金額判明後に支払い)
・報酬

流れ
  1. 旧所有者、新所有者から申込みに必要な情報、書類を受け取る
  2. 印鑑証明書の取得(新旧所有者)
  3. 住民票の取得(所有者、使用者)
  4. 車庫証明書の取得
  5. 図柄ナンバー(希望ナンバー)申込み
  6. 確定している手数料、報酬等の振込(依頼者)
  7. 窓口で変更登録手続き、新車検証交付
  8. 窓口で新ナンバープレート受け取り
  9. 依頼者の自動車保管場所でナンバープレート交換、封印、車検証お渡し
  10. 自動車税・自動車取得税の支払い(依頼者)
  11. 旧ナンバープレートを窓口に返納

図柄入りナンバープレートの依頼は行政書士へ

行政書士に頼む場合は、ぜひ出張封印を行うことができる行政書士を選びましょう。

出張封印は、上記の封印作業をあなたのご自宅や会社などナンバープレートセンター以外の場所で行うことをいいます。
あなたの車を他人に運転させる必要はなく、ご自宅や会社に置いたまま作業が完了するのでとても安心です。

あなたも地方版図柄入りナンバープレートを取り付けて、自分の暮らす地域をアピールしながらドライブや通勤を楽しみましょう。

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